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横浜・伊勢佐木町の歴史的ビル「不二家横浜センター店」建替えへ

2023.08.28 11:23

 不二家(東京都文京区)が所有する歴史的ビル「不二家 横浜センター店」が、今月20日、閉店した。築80年を超え老朽化が進み、耐震等の問題もあるため、新たなビルに建替える。
 「横浜センター店」はJR「関内」駅から続く商店街「伊勢佐木モール」に立地。1937年竣工で、86年にわたり営業を続けてきた。アントニン・レーモンドが設計したガラスブロック張りの外観が特徴的で、伊勢佐木町のランドマークになっていた。
 生まれ変わる「(仮称)新不二家横浜センタービル」は、同店の歴史を継承しつつ「環境や景観などに配慮し、さらに未来へとつながる新しいコンセプトのビルを目指して計画を進めていく」としている。新ビルの詳細は、建物の概要、スケジュール等が確定次第、改めて発表される。
 不二家は1910年(明治43年)に横浜・元町に小さな洋菓子店として創業したのち、1922年(大正11年)に「不二家 伊勢佐木町店」として2号店を開店。関東大震災により店舗を焼失し、バラック建てで営業を再開するなどの経緯を経て、1937年2月に現在の場所に建物を新築し開店。以来、不二家の最も歴史のある店舗として営業を続けてきた。
 なお「横浜センター店」は9月1日から現店舗のそばで仮営業を開始する。

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