週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
JR「中野」駅に新駅ビル 商業施設や自由通路を整備、賑わいと回遊性向上へ
2023.09.11 11:07
東日本旅客鉄道(東京都渋谷区、JR東日本)は、JR「中野」駅の駅舎と南北自由通路を開発する「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」の概要を公表した。事業は中野区及び東京地下鉄(東京都台東区)と協力して推進する。
同事業では、JR「中野」駅に駅ビル併設の新駅舎を建設する。また、同駅西側線路上空に南北自由通路を整備。賑わいを創出するとともに、北口改札やコンコースの混雑緩和やバリアフリー設備の拡充を図る。駅舎・南北自由通路の開業は2026年を予定している。
駅ビルは、敷地面積約7700㎡、延床面積約1万9600㎡(新駅舎約2700㎡、商業約1万6900㎡)、地上5階。2階は駅舎および店舗と、幅19mの南北自由通路を整備。3~4階は商業施設、5階は後方施設となる。駅ビル内の商業施設はアトレ(東京都渋谷区)が、駅構内の店舗はJR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)が運営する。
「中野」駅周辺エリアでは現在再開発が相次いでいる。JR東日本では、駅前広場を整備する中野区や周辺再開発事業者とも連携しながら、回遊性のある、多彩な魅力を持った中野の玄関口の形成を目指していくとしている。