週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

三井不レジ/三井ホ 木造賃貸マンション竣工 LEEDゴールドランク予備認証を国内賃貸マンションで初取得

2023.09.11 11:03

 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)と三井ホーム(東京都新宿区)は、賃貸マンション「パークアクシス北千束MOCXION」を竣工した。
 同物件は、敷地面積731・47㎡、延床面積1666・01㎡、木造(枠組壁工法)地上4階建ての賃貸マンション。1階から4階の全フロアの構造部材で木を使用している。また、共用ラウンジの壁面には、同社グループ保有林から採取した木材を使用。1階の風除室からエントランスホール、共用部ラウンジの天井には、天然木である赤樺仕上とした。風除室から、ラウンジ・エレベーターホールまでの動線には、赤樺のカラーで統一感を出す。
 外観デザインは、木目のバルコニースラブと縦ルーバーを軸に「木」を強調するデザインで統一。1階のエントランスから建物内部のアプローチ、廊下等に木目調デザインを配置し、外から中への連続性を強調。また、アプローチ上にある植栽は季節で葉色の変化がある植種を選定。
 屋根には屋根断熱構造材であるダブルシールドパネルを採用。同技術により、小屋裏空間を利用したロフトを4階の一部住戸に実現。また、物件全体の断熱性を向上させる。
 屋上には、54枚、総面積139・32㎡の「太陽光パネル」を設置。共用部の想定使用電力量を上回る電気を創出。電力供給が止まった時には、共用ラウンジに非常用コンセントを設置する。
 同物件は、「LEED- BD+C NC(新築部門)」のゴールドランクの予備認証を国内の賃貸マンションで初取得。また、BELSに基づく「ZEH-M Ready」を取得した。




週刊不動産経営編集部  YouTube