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「垂水」駅前で大規模再開発着工 地上32階商業施設併設の複合開発がスタート
2023.10.09 10:54
垂水中央東地区市街地再開発組合(神戸市垂水区)と、野村不動産(東京都新宿区)が「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」を着工した。竣工は2026年3月の予定。
同地区はJR「垂水」駅、「山陽垂水」駅の北側約0・7haの区域で、北側が垂水センター街商店街、東側が銀座通り商店街、西側が一番街通り商店街に面している。
計画建物は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)免震構造地上32階建ての複合施設。住宅棟の周囲に垂水の個性溢れる商業施設を配する。また、敷地南側の貫通通路や、敷地北東・南西角に配置した滞留広場により、隣接する商店街等への回遊性向上や滞留空間の創出を図り、垂水の新たなランドマークとなる施設づくりを目指す。
防災対策としては、受変電設備や非常用発電機室、受水槽は2階以上に配置し、防災備蓄倉庫を10フロア毎に完備する。また、敷地の南西側には地域に開かれた広場を設け、日常の賑わい創出に留まらず、災害時の一時滞在場所として活用する。
また、計画地の南西側に広場を設け、敷地沿道には高さ8~10mの高木を列植する。