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「グラングリーン大阪」24年9月先行オープン イノベーション中核施設の名称は「JAM BASE」に
2023.10.09 10:51
JR「大阪」駅の西側で進行中の大規模再開発「グラングリーン大阪」が、2024年9月に先行オープンすることが決定した。また、街区内に開設される中核施設の名称が「JAM BASE」に決定した。三菱地所(東京都千代田区)を代表企業とする同再開発事業者企業体が発表した。
先行オープンするのは、開発地の中央を占める都市公園「うめきた公園」のうち南側(サウスパーク)と北側(ノースパーク)の一部、北街区の賃貸棟で、「JAM BASE」も同時に開業する。南側街区の賃貸棟は2025年春頃、「うめきた公園」の残り区画は2027年ごろに開業を予定している。
「JAM BASE」は「グラングリーン大阪」の中核となる施設に位置付けられ、「多様な人々が集い交わることで、アイデアやイノベーションが生まれることを目指す」としている。
施設は北街区賃貸棟の1~9階部分を中心に、街区全体に分散して設けられる。
北街区賃貸棟には、2~9階に家具付きオフィス「JAMスタジオ」を整備するほか、3~9階に共有スペース、6階にコワーキングスペース、8階にキッチンスペースなどを設ける予定。また、公園内には、「(仮称)ネクストイノベーションミュージアム」やマルチスペース、スポーツ系施設などを配置。さらに、南街区賃貸棟にはMICE施設を整備する。