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寺田倉庫が開発・運営する初の商業施設「ハザール」2024年秋開業へ

2023.12.25 11:21

 寺田倉庫(東京都品川区)は、相鉄線「羽沢横浜国大」駅に隣接する商業施設「HAZAAR(ハザール)」を2024年秋に開業する。
 「HAZAAR」は、売り場面積約5000㎡。駅前で開発中の複合施設「HAZAWA VALLEY(ハザワバレー)」の複合商業施設として、スーパーマーケットや医療機関、認可保育園、産学民連携施設(農業支援、横浜国立大学連携施設)など、約25店舗の入居を予定している。寺田倉庫としては初の複合商業施設の開業となる。
 開発地である「羽沢横浜国大」駅前は、寺田倉庫が1960年代に倉庫を構えていた地。同社の主要物流拠点の一つとして自社保有倉庫のほか、他社が保有する倉庫の管理・運営も行ってきた。2019年11月に相鉄線「羽沢横浜国大」駅が開業し、倉庫拠点を構えていた一帯は駅用地に転換。2023年3月の新横浜線開通を機に、駅前広場につながるプロムナード、マンションと一体になった複合商業施設からなる街区「HAZAWA VALLEY」として生まれ変わりつつある。
 「HAZAWA VALLEY」は敷地面積約1万6000㎡。駅、住宅、商業施設、医療機関、認可保育園など多様な機能を集積させる。寺田倉庫によれば「働き方や暮らし方が大きく変わるニューノーマル時代に、本当に住みたい街をゼロから考え、時代の流れを敏感にキャッチする『都会性』と、自然と共生する羽沢エリアならではのゆったりとした『暮らしの環境』の共存を目指して再開発している」とのことである。




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