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ダイビル ベトナムでオフィスビルの持分取得 エリアで希少な延床1万㎡超のAグレードビル
2023.12.25 11:15
ダイビル(大阪市北区)は、ベトナムハノイ市の中心地区であるホアンキエム区に所在するオフィス・商業ビル「63Ly Thai To」のメジャー持分を取得した。メジャー持分とは、企業が持分を取得して管理運営会社とともにマネジメントに当たるもの。その他はベトナムの公的企業の持分となる。
築25年の同物件は、敷地面積1279㎡、延床面積1万1250㎡、貸床面積7123㎡、地上8階地下1階建てで、Aグレードにランクされる。ハノイのランドマークとなっているオペラハウスやハノイ証券取引所とともに、洗練された目抜き通りが交わる象徴的な交差点に面し、周辺は5つ星ホテルや高級ブティック、主要行政機関が立地する。同じホアンキエム区でダイビルが保有・運営する「コーナーストーン・ビルディング」とも至近距離にある。
ダイビルでは、2023年度からの中長期経営計画で海外事業を主要戦略の1つと位置付ける。100%株主である商船三井(東京都港区)のネットワークも活用し、ベトナムをはじめとして海外投資に積極的に取り組む構え。