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大和ハウス工業 熊本県益城町で工業団地を開発
2024.01.01 15:44
大和ハウス工業(大阪市北区)は、熊本県益城町で工業団地「DPI(ディープロジェクトインダストリー)シリコンヒルズ熊本」の開発工事に着手した。事業規模は約110億円を想定しており、造成工事完了は5月、全施設の竣工は2027年冬を予定している。
立地は、九州自動車道「益城熊本空港」ICから約8km、熊本空港から2・5km、「熊本」駅から18kmに位置。半導体関連施設の集積地「セミコンテクノパーク」からも約10kmで、大型半導体関連施設が相次いで建設されているエリアにも近接しており、半導体関連企業の工場や食品工場などの開発にも適した立地という。
同工業団地は、敷地面積約7万9000㎡で、約8200~1万7000㎡の6区画に分割する予定。
機械や食品の製造工場の建設に好適な大型の区画を用意しているほか、工場に関連する研究施設や倉庫など、企業の事業展開に沿ったエリア拠点の新設が可能。
大和ハウス工業は、2007年4月に開発した「富士御殿場工業団地」を皮切りに、国内外で工業団地の開発を手がけてきた。多くの地域行政と連携して企業誘致活動を行い、地域経済の活性化にも寄与してきたという。今回の開発でも着工に先立つ2023年8月25日に益城町と協定を締結。産業の振興と雇用機会の拡大を目的に、協力体制を構築した。