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渋谷区道玄坂で30階建てビル着工 三菱地所が渋谷初進出 オフィス・商業・ホテルの複合開発
2024.01.22 12:15
三菱地所(東京都千代田区)は、東京都渋谷区道玄坂で権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の地下解体工事及び新築工事を着工した。同社の「渋谷」駅周辺での大規模再開発への参画は初。竣工は2027年2月末を予定している。
計画地は渋谷区道玄坂二丁目。道玄坂に面し、京王井の頭線「渋谷」駅直結の用地に2棟のビルを建設。合計敷地面積約6720㎡、延床面積約8万7100㎡、鉄骨造(地上)鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)のオフィス、商業施設、ホテルを用途とする大規模複合再開発を実施する。
オフィス棟は、地上30階地下3階。3~30階のオフィスは、各フロア1500㎡超の貸付面積を計画。多種多様な企業や働き方に合わせた、多彩なワークスペースを実現する。 ホテル棟は、地上11階地下2階。テイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)が運営する「TRUNK(HOTEL)DOGENZAKA(仮称)」の出店を予定し、「遊び慣れた大人」をターゲットにしたラグジュアリーブティックホテルとする計画。120~130の客室に加え、エリア最大級のルーフトッププール、ルーフトップレストラン&バー、スパやレストランなどのエンターテインメントを備える。ホテルは2027年夏に開業を予定。
全体計画では、道玄坂一~二丁目をつなぐ南北ネットワークを形成し、その結節点に来街者の交流・憩い空間を整備。約850㎡の広場や樹木に囲まれた約50mの緑道を設ける。また、商業店舗・ホテル等人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる情報を発信する計画。防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在施設の整備も予定している。
三菱地所では、今後も同プロジェクトを通じて、道玄坂の新しい魅力を発信すると共に、渋谷エリアの賑わいやネットワークを強化し、同エリアの更なる価値向上に貢献していくとしている。