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「大宮サウスゲート」敷地に地上12階のビルを増築へ

2024.01.22 11:40

 大成建設(東京都新宿区)は、新都心プロパティー特定目的会社を通じて取得したオフィスビル「大宮サウスゲート」の増築工事に着工した。現在の地上10階の建物の隣接地に、地上12階のビルを増築する。竣工は2025年秋頃を予定している。
 同ビルの立地は、JR「さいたま新都心」駅より徒歩約6分。「さいたまスーパーアリーナ」の北側に立つ。既存の建物は2007年6月竣工で、敷地面積1万1032・91㎡、延床面積1万7893・48㎡、鉄骨造陸屋根10階建てのオフィスビル。環境性能として「CASBEE」Aランクを取得している。
 増築計画では、敷地面積1万1032・91㎡、延床面積2万9930㎡、鉄骨造一部CFT・SRC造地上12階地下1階塔屋1階建てのビルを建設する。二層吹き抜けのエントランス、屋上リフレッシュスペースを設置するほか、収容台数482台の駐車場を設置。オフィスフロアは奥行20m、天井高2800mm、基準階約500坪の無柱空間とする。
 また、BCP対策として72時間の電源供給、テナント貸室への72時間27VA/㎡程度の電力供給を計画。また、3日分の汚水槽及び受水槽を備える。
 環境性能の向上も図り、増築棟ではZEB Oriented相当の実現、およびCASBEE Sランクも取得を目指すとしている。




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