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クッシュマン「LF境古河」竣工 茨城県猿島郡に16テナント入居可能な物流施設

2025.01.27 11:01

 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(東京都千代田区)は特定目的会社を通じ、茨城県猿島郡境町で物流施設「LF境古河」を竣工させた。設計・施工はJFEシビル(東京都台東区)が担当した。
 立地は首都圏中央連絡自動車道「境古河」ICから約2・3km、下小橋工業団地内に位置する。
 同施設は、土地面積5万183㎡、延床面積11万3291㎡、鉄骨造地上4階の大型ランプウェイを備えたマルチテナント型物流施設。各階のバースには、45フィートコンテナ車を含む大型車両が接車できる。
 テナント区画は最大約2万4000㎡、フロア分割により施設全体で最大16テナントが入居可能。駐車場約460台を確保し、空調の全館設置に対応する電気容量を備えるなど、テナントの様々なニーズに対応する。
 建物共用部にはカフェテリアや売店などを設置し、また快適性を考慮して倉庫内に大型シーリングファンや一部空調を実装した。
 BCP対策としては、災害時に備え受変電設備・非常用発電機を建物上部に設置している。
 環境対策としては、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置のほか、「CASBEE」Aランク認証、「BELS」6スター、「ZEB Ready認証」を取得している。




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