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神戸市の「日本真珠会館」を複合施設に 展示場・事務所・住宅などを擁する13階建て

2024.02.12 11:07

 神戸市中央区の「日本真珠会館」の跡地で、共同住宅、展示場、事務所を含む複合施設が開発される。着工は2024年6月末、竣工は2026年6月を予定。開発は東京建物(東京都中央区)が手がける。
 「日本真珠会館」は1952年、兵庫県と日本真珠輸出組合(神戸市中央区)などが出資し、真珠産業の集積地であった神戸市に検査や取引の拠点として整備された。敷地面積約740㎡、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建ての建物で、光安義光氏が設計。神戸を象徴するモダニズム建築として評価され、近代化産業遺産や国の登録有形文化財に指定されていた。建物・設備の老朽化が進んだことから2014年に建替えが決定、昨年3月に閉館した。
 新施設は、敷地面積743・79㎡、延床面積約5802㎡、鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て。1~2階には旧建物を所有していた日本真珠輸出組合が「日本真珠会館」を設け、旧建物にあった「神戸パールミュージアム」や「入札会場」などの再オープンを予定している。




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