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インフラ施設ロボットが自動巡回点検 「BEPサーベイランス」サービス提供開始

2024.03.04 10:55

 ブルーイノベーション(東京都文京区)は、発電所や石油化学プラント、工場などのインフラ施設内を自動走行ロボット(Unmanned Ground Vehicle、UGV)が定期的に巡回し、点検・保守業務を効率化・無人化する「BEPサーベイランス」のサービスを2月21日より開始。2022年4月1日よりトライアルサービスを開始しており、複数のインフラ施設での現場検証を経て今回の正式提供に至った。
 高画質カメラやサーモカメラ、マイク等のデバイスを搭載したUGVは、巡回点検にかかっていた時間や手間を減らす。
 従来の点検結果は手書きされることが多く、共有や蓄積・分析が難しいといった課題があったが、「BEPサーベイランス」では点検対象物を同じ画角・状態でデータの保存が可能に。レポート出力も可能で早期の共有や、ビッグデータ化し設備の予兆保全に貢献する。
 また、点検経路・点検開始時間を事前にセットしておくことで自動的に点検を開始、巡回後は充電ポートに戻り4時間の充電で4時間の点検が可能となる。遠隔からのリアルタイム監視も可能なため、緊急時に施設状況を即時に把握できる。
 ユーザーの要望に合わせて購入プラン・サブスクプランを選択でき、どちらのプランも導入支援として初期設定や講習等を提供している。




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