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「Dタワー富山」竣工 1フロア貸室面積県内最大の複合ビル
2024.03.18 10:38
大和ハウス工業(大阪市北区)の複合テナントビル「Dタワー富山」が3月12日に竣工した。開業は7月を予定している。
「Dタワー富山」はJR「富山」駅から徒歩3分の位置に開発された、商業施設とオフィスによる複合テナントビル。「まちに回遊性を生み出し駅北口エリアの新たな賑わいエリアを創出する。賑わいを生み人々を誘い込む低層部と機能性と象徴性を両立する高層部で構成」がコンセプト。商業施設はぐるなび(東京都千代田区)が企画・運営するフードホール「GURUNAVI FOODHALL WYE(ぐるなびフードホールワイ)」が北陸で初出店。ぐるなび独自のネットワークを活用し地域の人気6店舗の飲食店が出店予定。
敷地面積は4000㎡、駐車場棟を除く延床面積は1万6935・88㎡の鉄骨造、地上7階建て。建物用途は飲食店舗・物販店舗・オフィス・駐車場。新築のテナントビルが不足しており、既存ビルの設備老朽化が進む富山市での新規開発。
オフィスフロアは入居テナントの幅広い要望に合わせたレイアウトに対応するため、サッカーコート約1・5面分(1万944・12㎡)の県最大貸室総面積を確保。入居者は事業規模に合わせて入居面積を選べる。
2階には会議室やラウンジ、自席以外で仕事のできるタッチダウンスペースで構成される共用部「CANYON WORKPLACE(キャニオンワークプレイス)」を整備。入り口には、血管形状パターンを活用したバイオニクス(大阪市中央区)の施錠システム「Bio-COBRA(バイオコブラ)」を導入。開錠と同時に指挿入部が自動除菌されるだけでなく、健康状態に関する情報も取得できる。
共用スペースや執務環境での取り組みにおいて従業員の健康性や快適性の維持を支援する建物の性能などが評価され、「CASBEE-ウェルネスオフィス評価認証」でAランクを取得した。