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八重洲一丁目再開発に高層ラウンジ 入居企業向けリフレッシュ空間整備 瞑想や湯治体験も
2024.05.13 11:20
東京建物(東京都中央区)は、推進中の「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」に、ウェルビーイング向上に寄与する高層ラウンジ「(仮称)YAESU SKY LOUNGE」を整備する。
計画地は「東京」駅前に位置し、地下鉄「日本橋」駅や「京橋」駅などに近接する。
同事業は、敷地面積約1万600㎡、延床面積約22万5100㎡、地上51階地下4階建てのビルを建設するもので、竣工は2025年度の予定。大規模バスターミナルや歩行者ネットワークの整備といった交通結節機能の強化に加え、国際交流機能やビジネスの国際的中枢機能の強化を図り、BCP機能と防災対応力の向上を実現する。
高層ラウンジ「(仮称)YAESU SKY LOUNGE」は、個室空間「RE:TREAT Room(リトリートルーム)」、「View Lounge(ビューラウンジ)」、「Central Lounge(セントラルラウンジ)」を設ける。いずれも同ビル入居企業の従業員等の利用を想定している。
「ビューラウンジ」は、地上約190mから東京湾を一望できる眺望と多彩な緑に囲われたエントランスエリア。日中は、有人の受付が常駐する。
「セントラルラウンジ」は、カフェテリア併設のリラックス空間。ランチ利用や業務の合間のリフレッシュ等に利用可能。
「リトリートルーム」は、周囲を気にせず1人でリフレッシュできる個室空間。全国の源泉を凝縮抽出・モバイル化する「クラフト温泉」の特許技術を持つ企業と共同し、気軽に温泉ミストによる湯治体験ができる「喫泉室」も整備。瞑想や仮眠、湯治体験ができる空間を提供する。