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「第2名古屋三交ビル」開業へ 入居者専用ワークラウンジや商業機能を備えるオフィスビル
2024.05.13 10:58
三交不動産(三重県津市)は、名古屋市中村区名駅三丁目で開発を進めていたオフィスビルの名称を「第2名古屋三交ビル」とし、6月12日に開業する。
「総合設計制度」を採用し、公開空地の整備・運営について、名古屋市による「Nagoyaまちなかオープンスペース制度」の承認を受けた第一号物件。総合設計制度は、500㎡以上の敷地で敷地内に一定割合以上の空地を有する建築物について、公開空地を設けるなどにより、容積率や斜線等の制限を緩和する制度。
同ビルの立地は名古屋市中村区名駅三丁目。「名古屋」駅徒歩7分の場所に位置する。建物は敷地面積2744・85㎡、延床面積約2万1001・73㎡、地上14階地下1階建ての複合ビル。
2~14階は、基準階面積約306坪のオフィスフロア。各階には「整える(頭・心・体)」をコンセプトとした3種類のリフレッシュスペースのいずれか1種類を配置。貸室からフラットにアクセスでき、短時間のリフレッシュに利用できる。
10階は、入居者専用ワークラウンジ「KOQU(コキュウ)」。ソロワーク、ミーティング、リモート打合わせ等多様な働き方に対応可能なスペースや自然をテーマとした10~36名用の貸会議室(有料)を備える。
1階には、オフィスエントランスも兼ね備える屋内オープンスペース「MUQUA(ムクア)」を設ける。高さ約10m、広さ約300㎡の空間には、三重県産杉材を使用した曲線を描いた装飾を施している。隣接する商業フロアには、レストランが入居する。
屋外のオープンスペースでは、建物の外周部に街路樹やベンチを配置し、歩行空間を整備するとともに、キッチンカーが乗り入れできるスペースやシェアサイクルポートのスペースを確保。また、屋内のオープンスペースにはベンチやテーブル、カウンター席、誰でもトイレを配し、更にはフリーWi|Fiの整備や心地よい音楽が流れる空間を整備。
屋内外のオープンスペースは、大規模地震が発生した場合、都市再生特別措置法に基づいて定める「名古屋駅周辺地区都市再生安全確保計画」上の一時退避場所・退避施設に指定される予定。
省エネの認証である「ZEB Oriented」やウェルネスに配慮した「CASBEE スマートウェルネスオフィス」Sランクも取得している。