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「住友不動産中野駅前ビル」「中野ステーションレジデンス」同時竣工

2024.05.20 12:01

 住友不動産(東京都新宿区)は、中野二丁目で開発を推進していた「住友不動産中野駅前ビル」と「中野ステーションレジデンス」を竣工させた。
 オフィスビル「住友不動産中野駅前ビル」は「中野」駅から徒歩1分。駅からペデストリアンデッキで直結し、JR中央線・総武線、東京メトロ東西線の3路線が利用可能。物件概要は、敷地面積5676・67㎡、延床面積4万9799・23㎡、地上20階地下2階建て。竣工時から満床での稼働という。
 オフィスフロアは、基準階面積約1759・42㎡の貸室内は、天井高3m、約1759㎡を無柱空間とすることで、様々なオフィススタイルに適応する自由なレイアウトを可能とした。省エネにも寄与する完全個別空調を1フロア38ゾーンに分けて採用した。
 1~5階は、多様な店舗を備える商業施設。建物には災害対策として建物の中間階に免震層を設けるほか、本電源・予備電源3回線受電方式を採用。1本が断線してももう2本で継続送電を行う。送電が停止した場合は都市ガスを利用して発電機を運転させ、最低10日間共用部の照明などに給電する。都市ガスの供給が停止した場合は、敷地内に貯蔵した重油を利用して発電機を運転し、共用部などに72時間給電する。
 「住友不動産中野駅前ビル」に隣接して立つ「中野ステーションレジデンス」は、地上37階地下2階建て、総戸数396戸の賃貸マンション。間取りは、1K~4LDKまでのプランを用意し、様々なライフステージに対応可能。
 フロントサービスでは、タクシー配車やクリーニングの受け渡しなどのサービスを提供。21階以上には、各階ごとの宅配ボックスを同社の賃貸マンションで初めて設置。24時間係員が常駐しており、設備の不具合等への対応を実施する。

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