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サッポロ不動産開発 恵比寿でオフィスビル取得 創業の地恵比寿でまちづくり推進

2024.05.20 11:59

 サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)は今年3月、渋谷区恵比寿で既存のオフィスビルを取得した。
 恵比寿は、サッポログループが1889年(明治22年)にビール醸造所を建設してから、約100年にわたりヱビスビールを製造してきた土地。恵比寿のまちや駅の名は、当時ヱビスビールを出荷する貨物駅「ヱビス停留所」に由来している。その後工場の移転に伴い、跡地を再開発。1994年に大型複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」が誕生した。当時は外資系企業の入居が多く、施設内にはサッポログループの本社機能も構えている。これら歴史的背景から同社では、恵比寿を重点戦略エリアの一つとして位置付け、現在も恵比寿のまちづくりを推進している。
 今回取得したオフィスビル「恵比寿スクエア」は、恵比寿1丁目に位置する1994年5月竣工の既存ビル。JR「恵比寿」駅東口から徒歩5分に位置し、S造(一部RC造)の地上7階地下1階建て。延床面積は9126・44㎡。同社は単に取得して終わりではなく、現在恵比寿エリアで求められているオフィス環境に応えるため、バリューアップを通して創造的に活動できる新しいスタイルのオフィスフロアとするなど、「新しいビジネス、賑わい、交流が生まれ育つまち 恵比寿」の具現化を目指す予定だ。
 またサッポロ不動産開発はまちづくりを通じて、住む人・働く人・訪れる人に「豊かな時間」と「豊かな空間」を提供することで、まちの価値向上および地域の発展へ貢献することを狙いとする。加えて事業及び物件ポートフォリオの戦略的な組み替えで、更なる収益性の向上を図り、サッポロブランドの価値向上を目指す。

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