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【週刊不動産経営】「名古屋シミズ富国生命ビル」竣工 名古屋市中区に16階建てオフィスビル

2024.06.03 12:57

 清水建設(東京都中央区)、富国生命保険(東京都千代田区)、清水総合開発(東京都中央区)の3社は、名古屋市中区丸の内一丁目で開発を進めてきた「名古屋シミズ富国生命ビル」を竣工させた。主要テナントとしては、第一三共(東京都中央区)、TOPPAN(東京都文京区)、中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)等の入居が決定している。
 同ビルは、敷地面積4820・79㎡、延床面積4万7963・16㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、基礎免震地上16階建てのオフィスビル。
 4階から15階は、テナントが入居する専有フロア。同フロアは、基準階専有部面積2362㎡、最小区画面積121㎡の最大12区画に分割できるフレキシブルな空間となっている。また、各階に、吹き抜け空間に面した共用の会議室、外部バルコニーと連続するリフレッシュスペースを設けている。
 最上階の16階には、テナントが利用できるラウンジと会議室、コワーキングスペースを設けている。また、エントランスには地産木材を用いた親自然的なデザインを採用、ピロティにはキッチンカーを導入。会議室の予約や専有フロアの空調制御には、建物OS「DX-Core」と連携した専用アプリケーションを導入。
 1階から3階には、210台が収容可能な自走式駐車場を配置。
 環境性能については、「ZEB Ready」認証を取得した。また、「CASBEE」Sランクの取得を予定している。さらには、ビルの使用電力を再生可能エネルギー由来の電力とすることで、ビル全体でのCO2排出量を「ネットゼロ」とした。
 BCP対策としては、非常用発電設備・防災備蓄の整備、基礎免震構造の採用等を行っている。

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