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【週刊不動産経営】サンケイビル 秋葉原で木造オフィスビル開発 4駅7路線利用可能な地上9階建てビル

2024.06.03 12:53

 サンケイビル(東京都千代田区)は、同社初の取り組みとして木造中高層オフィス「(仮称)秋葉原木造オフィスビル計画」の開発に着手した。同ビルは、同社初の木造建築物となる。着工は、2025年1月中旬を予定、竣工は、2026年3月下旬を予定している。
 計画地は、東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅徒歩6分、都営新宿線「岩本町」駅徒歩6分、JR各線・つくばエクスプレス線「秋葉原」駅徒歩9分、JR総武線「浅草橋」駅徒歩6分の4駅7路線が利用可能で神田川に面する場所。
 同計画は、敷地面積169・27㎡、延床面積1017・04㎡、総貸室面積883・28㎡(予定)、木造・鉄骨造地上9階建て。1~2階は、共用部とし、入居テナントや地域に開かれた場所とする。
 同計画では、熊谷組(東京都新宿区)の「環境配慮型λ-WOOD2.」の「1・5時間耐火梁」「CLT1、2時間耐火床」を導入。日本初の1・5時間耐火構造梁を使用したビルを実現。また、内装の木質化やCLT床の採用により建物内部空間でも木を感じられる設えとする。
 同部材は、芯材(木材)とその周囲を耐火被覆する石膏ボードで構成される木質耐火部材。木材と被覆材の分別廃棄が可能な他、表面材を選択できる等の特徴を持つ。

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