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【週刊不動産経営】「絵本ラウンジLOOPなかの」オープン 中野区駅前地区関連計画の4機能を集積
2024.06.03 12:19
中野区駅前地区関連計画4つの機能に基づくB.A.E育英会(東京都中央区)は5月24日、東京都中野区の中野セントラルパークイースト内に絵本5000冊配架の会員制施設「絵本ラウンジLOOPなかの」を新規オープンした。
同施設では中野区駅前地区の関連計画を踏まえ「情報発信」、「地域交流」、「文化芸術の振興」、「子育て支援」計4つの機能に基づく事業を行う。「ライブラリーゾーン」と、室内4カ所がマッピングされ最先端の技術で絵本体験ができる「シアタールーム」、地域交流のイベントやワークショップを開催する場にもなる「ラウンジスペース」「多目的スペース」を配置。絵本を通して様々な世代の人々が集うことができるようデザインされた空間で、絵本にまつわる様々なイベントや講座を通じ事業の実現を目指す。
「ライブラリーゾーン」は4つの本棚の輪=「ループ」からなる。入口に近い「なかのループ」には、中野区の地域資源にまつわる本や中野区出身の作家の絵本などを配架する。乳幼児向け絵本コーナーの「ベビーループ」は、本棚の内側がタイルカーペット仕上げとなっており親子で靴を脱いでくつろげる。窓際の「ワークスペース」はブース席で子供が絵本を読んでいる間、近くでリモートワークができる。世界各国の絵本が読める「せかいループ」には、外国語の絵本も配架し多様な人種を受け入れる場所として機能する。「まなびループ」は学びの場として機能し、点字絵本や触って楽しむ絵本など障がい者向けの絵本や、科学・学習をテーマにした絵本や図鑑を配架し知的好奇心をかき立てる場として機能する。