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【週刊不動産経営】国立市に開発のマンション竣工直前に事業中止

2024.06.17 10:59

 積水ハウス(大阪市北区)は、東京都国立市の富士見通り沿いに開発中の分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」の事業を中止すると発表した。
 同マンションは、JR中央線「国立」駅南口から徒歩10分の国立市中2丁目地区、小規模な店舗や集合住宅が並ぶ富士見通りに計画されたもの。規模は地上10階建て。7月の竣工を目指して建設が進められていた。
 富士見通りは富士山を中央に視認できる景観を魅力として、地域住民から広く愛されてきたエリア。今回、同計画によって富士山の景観に影響が出ることが懸念され、眺望優先の観点から自主的な事業の中止に至ったという経緯だ。
 積水ハウスは11日に発表した資料の中で「弊社は、今回の事案の経緯を重く受け止め、同様の事案の再発防止に取り組んでまいる所存でございますので、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。なお、本マンション用地の今後の利用計画は未定でございます」としている。




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