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【週刊不動産経営】サンケイビル 新築マンションがレジリエンス認証取得
2024.06.24 11:16
サンケイビル(東京都千代田区)は、新築分譲マンション「ルフォン船堀ザ・タワーレジデンス」で、不動産のレジリエンス認証である「ResReal」の計画認証を日本で初めて取得した。竣工は2025年5月下旬を予定している。
レジリエンスは「回復力」や「復元力」などと訳される言葉で、マンションでは被災時に建物の機能維持や回復性能を示す言葉として、レジリエンスの観点に注目が集まっている。「ResReal」は自然災害に対する不動産のレジリエンスの定量化・可視化を目的とした認証制度で、既存建物のみが対象だったが、1月から開発中の物件に対して認証を行う「計画認証」が開始された。
評価されたポイントは、建物内への浸水を防ぐ防潮板の設置、電気に関する室の地上階設置、防災備品の備蓄など。
「ルフォン船堀ザ・タワーレジデンス」は、敷地面積2074・59㎡、延床面積1万3128・15㎡、地上20階建て。共用部・専有部の玄関扉には、顔認証のみでも鍵の施解錠ができる「Tebra FACE」を都内物件で初めて導入。また住戸玄関電気錠は、鍵と顔認証のダブルで施解錠ができるダブル認証も利用可能。環境認証として、「ZEH Oriented」及び「ZEH|M Oriented」も取得する。