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熊谷組/住友林業 千代田区東神田でオフィスビル建設 サンケイビル初の木造中高層建築を施工
2024.07.01 11:47
熊谷組(東京都新宿区)と住友林業(東京都千代田区)は、千代田区東神田で木造と鉄骨造のハイブリッド建築「(仮称)秋葉原木造オフィスビル計画」を施工する。建築主のサンケイビル(東京都千代田区)初の木造ビルで、着工は2025年1月中旬、竣工は2026年3月下旬を予定している。
計画地は、東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅から徒歩6分、都営新宿線「岩本町」駅から徒歩6分、JR各線・つくばエクスプレス線「秋葉原」駅から徒歩9分、JR総武線「浅草橋」駅から徒歩6分の4駅7路線が利用可能。
同計画は、敷地面積169・27㎡、延床面積1017・04㎡、木造・鉄骨造地上9階建てオフィスビル。
ファサードデザインには木を感じる設えを施す。
西面には、木調の押出成形セメント版を配置することで省エネルギー性能を向上させる。
木部の柱梁は長期荷重のみ負担する計画とし、地震力は鉄骨部分と熊谷組、住友林業および東京電機大学との共同開発による「KS木質座屈拘束ブレース」が負担。
床には厚さ210mmのCLTを採用し、柱・梁と合わせ新技術である「環境配慮λ|WOOD2.1・5時間」と「CLT床1時間および2時間」の耐火技術を初採用。
最上階の梁には住友林業が認定を取得している木質ハイブリッド集成材を採用。