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野村不動産/など ベトナムで1500戸の住宅開発

2024.07.01 11:36

 野村不動産(東京都新宿区)、海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、JOIN)、東神開発(東京都世田谷区)、大成建設(東京都新宿区)は、ベトナムのハイフォン特別市、Vu Yen(ヴーイェン)島で、Vinhomes社(ベトナムハノイ市)が推進する「ヴーイェンプロジェクト(Royal Island)」で住宅等を整備する。
 ハイフォン特別市はベトナム北東部の海沿いに位置し、ハノイ市、ホーチミン市に次ぐ第3位の人口を有する200万人都市。ふたつの川に囲まれたヴーイェン島は旧市街地の対岸に位置し、アクセスにも優れる。
 開発プロジェクトは、総面積約870haの都市近接・複合タウンシップ開発で、総戸数約8300戸の住宅を開発するほか、大型ショッピングモール、学校、大型商業施設、アミューズメントパーク等、居住者の生活利便性を向上させる複数の施設整備が予定されている。
 旧市街地と島を結ぶ橋梁の整備も計画されており、住民の利便性向上およびハイフォン特別市の都市機能の増進にも寄与するプロジェクトとされている。
 また、島全体に巡らせている人工池に関しては水質浄化を行う等、サステナビリティに配慮した計画としている。
 野村不動産などが手掛けるのは、約23・9haの街区に1550戸の住宅等を整備する大規模都市開発事業。連棟住宅(タウンハウス)の他、2戸連棟住宅(セミデタッチドヴィラ)、戸建住宅(ヴィラ)の開発を予定している。設計には、建築家の隈研吾氏を起用し、「自然との調和」をテーマとした商品設計を行うとしている。




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