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名古屋・栄エリアに高層ビルが相次ぎ誕生へ

2024.08.05 11:18

開発進む「栄トリッドスクエア」と「ザ・ランドマーク名古屋栄」

環境配慮のオフィスビル「トリッドスクエア」  第一生命保険(東京都千代田区)、鹿島建設(東京都港区)、ノリタケ(名古屋市西区)は、「(仮称)S2計画」の施設名称を「栄トリッドスクエア」に決定した。竣工は、2026年3月を予定している。
 立地は名古屋市中区新栄町。地下鉄東山線・名城線「栄」駅から徒歩2分に位置する。
 同ビルは、敷地面積3418・76㎡、延床面積4万140・61㎡、S造一部SRC造地上19階地下1階のオフィスビル。
 外観は、ノリタケの陶磁器から着想を得たデザイン。1階エントランスには、天然木を取り入れた自然を感じられる内装デザインを施す。
 2階には、屋外テラス付「プレミアムオフィス」や入居者専用のワーカーズラウンジを設置。ワーカーズラウンジには集中作業が可能な個人ブースや、カジュアルな打ち合わせに使えるボックス席、来客等にも対応できる会議室を設ける。また、ソファ席などの開放的なリラックススペースも設置する。
 3~19階のオフィスフロアは、フロア貸室面積約446坪の無柱空間。環境対策としては、高性能Low|E複層ガラスや高効率空調機の導入、LED照明の採用や明るさセンサーによる適正制御を行う等により、BELSで最高ランクとなる星5つの評価および「ZEB Ready」を取得した。
 また、ノリタケの自社工場で発生した陶磁器の規格外品を粉砕し、テラゾ(人工大理石)の素材として再利用。同素材を一部の壁面に使用し、陶磁器の質感・色合いを感じられる仕上がりにする。

大規模複合型ビル「ザ・ランドマーク」
 三菱地所(東京都千代田区)、J.フロント都市開発(東京都渋谷区)、日本郵政不動産(東京都千代田区)、明治安田生命保険(東京都千代田区)、中日新聞社(名古屋市中区)の5社は、名古屋市中区錦で開発中の「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の建物名称を「ザ・ランドマーク名古屋栄」に決定した。竣工は2026年3月、開業は同年夏頃を予定している。
 地下鉄東山線・名城線「栄」駅と直結する同ビルは、敷地面積4866・40㎡、延床面積約10万9700㎡、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上41階地下4階の複合ビル。
 15~30階には総貸付面積約2万5000㎡、基準階面積約1600㎡、無柱空間のオフィスを整備。12階には3層吹き抜けのスカイロビーを設け、13~14階には、コワーキング、カンファレンス、ライブラリー、プライベートワーキング機能等を整備する。
 地下2~地上4階には、パルコ(東京都渋谷区)による商業施設を展開。商業部分全体を舞台に見立て、地上1~3階のファサード部分は舞台の幕があがる様子を表現。
 5~9階は、栄エリア初となる「TOHOシネマズ」。最新の設備・機器を導入した本格的シネマコンプレックスを計画し、映画コンテンツのほか、コンサートや演劇、スポーツのライブビューイングなどの非映画コンテンツも上映する。
 31~41階のホテルは、名古屋初の「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が入居する。




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