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三井不動産/伊藤忠商事 物流・インダストリアル不動産事業で協業へ グル-プ傘下の投資法人の合併で

2024.08.12 15:05

 三井不動産(東京都中央区)と伊藤忠商事(東京都港区)は、物流不動産分野での協業に関する契約を締結した。両社は5日、三井不動産グループがスポンサーの三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(東京都中央区)と、伊藤忠商事グループがスポンサーのアドバンス・ロジスティクス投資法人(東京都千代田区)の合併を発表している。三井不動産ロジスティクスパーク投資法人を存続法人とする吸収合併で、合併は11月1日付。協業はこの合併にともなうもので、両社は今後、物流およびインダストリアル不動産を中心とした不動産開発を共同で推進していく。
 三井不動産の物流施設は「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」を旗艦ブランドとし、国内外で多様な物流施設開発を手掛けるとともに、物流におけるDX活用やイノベーション推進に取り組んできた。一方の伊藤忠商事は、「アイミッションズパーク(IMP)」を旗艦ブランドとして、国内でマルチテナント型物流施設やBTS型物流施設の開発に取り組んできた。
 今回、両社は合併後の三井不動産ロジスティクスパーク投資法人のスポンサーとして、両社の強みを掛け合わせ、物流不動産をはじめ工場やデータセンター等のインダストリアル不動産分野でも、さらなる協業の実現に取り組んでいくとしている。




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