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泉大津市 南海トラフへの対応を強化 駅前ビルを一時滞在施設に
2024.08.26 11:54
大阪府の泉北地域に位置する泉大津市は、災害発生時の帰宅困難者対策として、南海本線「泉大津」駅に隣接する商業施設「アルザタウン泉大津」を一時滞在施設とすると発表した。
大阪湾に面する泉大津市は南海トラフ地震防災対策推進地域で、夏には野外音楽フェスも開催。1日最大2万人が来場するため、一時滞在施設の確保対策を進めてきた。
今回、不動産企業のKWS(大阪府泉北郡)と協定を締結し、同社が管理する地上6階地下1階建ての商業施設「アルザタウン泉大津」を活用。場所は空き店舗となっている3階を想定している。内閣府のガイドラインに基づいて、約1700人の受け入れを見込んでいる。
また市では、KWSのグループ企業が経営する「ホテルレイクアルスターアルザ泉大津」の宴会場を台風時の避難所として利用する取り組みも行っている。駅前は多くの人が集まる交通の要所であり、民間企業との協力で帰宅困難者対策を強化していく。