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地方銀行と賃貸寮の複合建物「(仮称)ドーミー長崎新大工町」着工

2024.08.26 11:49

 共立メンテナンス(東京都千代田区)は十八親和銀行(長崎県長崎市)と建物賃貸借予約契約を締結し、学生・社会人を対象者とする寮「(仮称)ドーミー長崎新大工町」を着工した。オープンは、2026年春頃を予定している。
 「ドーミー」は共立メンテナンスが運営する学生寮・社員寮事業で、現在、全国に500棟以上を展開している。今回の着工は十八親和銀行が地域活性化や社会貢献の一環として参画する、長崎市の「若い世代が住みやすいまちにすることを目指す『住みよかプロジェクト』」に共立メンテナンスが賛同したもの。銀行の上階を寮として整備し、賑わい創出などに取り組む。
 計画地は、長崎県長崎市新大工町。建物は鉄筋コンクリート造地上13階建てで、銀行と賃貸寮の複合ビル。1~2階には十八親和銀行が入居。2~13階が定員数106名の「(仮称)ドーミー長崎新大工町」となる。
 「(仮称)ドーミー長崎新大工町」では管理栄養士が考案した食事の提供をはじめ、寮生活における利便性向上に向けた環境整備へも取り組むという。
 共立メンテナンスでは、寮生の生活サポートやイベントの企画・運営、地域交流やSDGs活動を通した地域との共生も目指す活動「RA(レジデント・アシスタント)プログラム」の導入を検討しており、寮内活性や地域交流の実現を図る構えだ。地域の人々からも愛される寮の運営を行い、地域貢献・活性化につなげていくとしている。




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