週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
ビーロット 「あいぎんSDGs私募債」で資金調達実施
2024.08.26 11:40
富裕層等を対象に不動産の投資開発事業、コンサルティング事業、マネジメント事業等を展開するビーロット(東京都港区)は13日、愛知銀行(名古屋市中区)が提供する、「あいぎんSDGs私募債『あすなろ』」により資金調達を実施した。
「あいぎんSDGs私募債『あすなろ』」は、私募債を発行する際に愛知銀行へ支払う私募債発行手数料の一部を寄付金として拠出。指定する学校などへ希望する物品等を寄贈できる商品のこと。今回の寄贈先は明海大学の不動産学部(千葉県浦安市)で、寄贈品は無人航空機(ドローン)の「DJI MAVIC 3PRODJI RC(本体とコントローラー)」。明海大学の不動産学部を選定した理由は、同社の望月雅博社長をはじめ、社内や業界内にも同大学の出身生の多いことが挙げられる。日本で唯一の不動産学部として知られており、持続可能な社会実現のため、土地・建物・地域・環境などの観点から研究と教育に尽力している。不動産業界ならびに社会的貢献度が高い教育機関である点を考慮し、今回の寄贈先に決定した。
また無人航空機「DJI MAVIC 3PRODJI RC」を選定した理由は、ドローンによる貢献度の高さに期待したため。年々多発化・甚大化する自然災害への対応に、事前の予防と事後の復旧復興が重要と認識されている。同学部では無人航空機を研究と教育に活用することで、空き家や空き地に代表される地域課題への対応、平時より把握が困難であった災害への脆弱性の事前対策、発災後の被災状況の迅速な把握・復旧復興などに効果があると見ている。これら活動を強化することで、SDGsへの貢献もより期待できる。
ビーロットグループでは今後もサステナビリティ基本方針のもと、ステークホルダーの期待に応え、社会の持続的かつ安定的な発展に貢献するサステナビリティ活動を継続していく姿勢だ。SDGs私募債による資金調達も積極的に検討していく。