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「東京」駅前3地区再開発の集大成が始動 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工
2024.09.02 11:45
八重洲二丁目中地区市街地再開発組合と鹿島建設(東京都港区)、住友不動産(東京都新宿区)、都市再生機構(横浜市中区)、阪急阪神不動産(大阪市北区)、ヒューリック(東京都中央区)、三井不動産(東京都中央区)の参加組合員6社は、「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」に着工し、起工式を行った。竣工は、2029年1月末を予定している。
建設地は、東京都中央区八重洲で区域面積約2・2haのエリア。
同施設は、敷地面積約1万9560㎡、延床面積約38万9290㎡、地上43階地下3階建ての複合施設。
11~38階のオフィスは、1フロアが約6300㎡超のフロアプレートで、4方向いずれにも貸室を設けることが可能。社内のコミュニケーション活性化につながるフロアプレートを提供する。
地下1階~地上3階の商業施設は、約50の店舗を開業予定。隣接する「東京ミッドタウン八重洲」とは地下1階と地上2階で接続し、両施設あわせて100店舗を超える商業空間を整備する。
40~43階には1泊~中長期滞在まで対応するホテルライクなサービスアパートメントを計画。客室に加え、レストラン、フィットネスセンター、ビジネスサポート施設を備える予定。
3~4階には体育館・プール・屋外運動場を含む学校施設を整備し、インターナショナルスクールを誘致する予定。外国人の子供達に充実した教育環境を提供し、外国人就業者とその家族の生活の一端を担う機能となることを目指す。
3~6階には演劇を楽しむことができる劇場を導入。
地下は「東京ミッドタウン八重洲」、「八重洲地下街」、「京橋エドグラン」を地下通路で接続することで、JR「東京」駅~銀座線「京橋」駅を繋ぐ歩行者ネットワークを構築する。
また、地下2階には、7バースの高速バスターミナルを整備。「東京ミッドタウン八重洲」および「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」にて整備されるバスターミナルと一体運用を行う。
建物内には非常用発電機と常用発電機であるコ・ジェネレーションシステム(以下、「CGS」)を整備。「東京ミッドタウン八重洲」内に設置されているCGSと連携することで、環境負荷の低減を図ると同時に、同建物の省エネルギー化を推進し、事務所用途で「ZEB ready」認証取得を目指す。停電時には、ガス供給が継続する限り、72時間は平常時電力100%、72時間以降も平常時電力50%の電気供給が可能。さらに同建物内に整備される帰宅困難者の一時滞在施設にも継続してエネルギーを供給する計画。