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ヒルズ街育プロジェクト 麻布台で初実施 320種類以上の植物と生物を都会で観察
2024.09.02 11:18
森ビル(東京都港区)では毎年、子どもを対象としたワークショップ「ヒルズ街育プロジェクト」を企画している。8月19日と20日には、麻布台ヒルズでの同プロジェクト初企画となる「五感を使って体験!環境とみどりのヒミツ探検ツアー」が開催された。
ヒルズ街育プロジェクトとは、2007年より森ビルが提供している体験型の学習プログラム。地域社会の活性化や活力あふれる人々の創出、次世代を担う子どもたちとの未来の街づくりを目指して始まった催しだ。これまでに、六本木ヒルズをはじめとするヒルズを舞台に開催されてきた。
ヒルズの中でも、昨年竣工した「麻布台ヒルズ」は約2万4000㎡の緑地面積を有している。育成している植物はケヤキ、イロハモミジ、リンゴなど多様で、その数は約320種類に上る。
こうした麻布台ヒルズならではの今回のプログラム。2日間の計4回で、それぞれ小学3~6年生およびその保護者10組を定員に開催した。
ツアーではメインとなる中央広場、ガーデンプラザ周辺やレジデンス、メインタワーとなる「森JPタワー」の周辺などを散策。花や草木、ブルーベリーやミカンなどの果樹のほか、水辺にはトンボが襲来。参加した子どもたちはメモを取りながら、笑顔をのぞかせていた。
ツアーの最後にははがきのルーツである「タラヨウの葉」で家族にあてた手紙を書くおまけつき。同社は今後も、街育プロジェクトを通じて子どもたちに「生きた教材」を提供していくとしている。