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物流・オフィス・ラボの複合施設「MFIP海老名」 新日本空調が新技術開発拠点を開設へ
2024.09.09 11:07
三井不動産(東京都中央区)は、神奈川県海老名市で開発中の新産業創造拠点「三井不動産インダストリアルパーク海老名(MFIP海老名)」に、新日本空調(東京都中央区)の研究施設が入居すると発表した。着工は2025年4月、竣工は2026年6月を予定している。
計画地は、神奈川県海老名市中央。小田急線および相鉄線「海老名」駅から徒歩9分、JR相模線「海老名」駅から徒歩11分の市街地に位置する。
同施設は、敷地面積約1万9825㎡、延床面積約4万604㎡、地上4階建て。物流用途に加え、約半分がオフィス・研究施設などのマルチユーススペースで構成されている。全フロアで給排水設備を備え、積載荷重1・5t/㎡・天井高5・5m以上(4階のみ7・5m)、72時間対応の非常用発電機も備える。1フロアは約9000㎡、マルチユーススペースでは約1000㎡の小割区画に対応し、空調・換気設備やフォークリフトも乗り入れ可能な環境を整える。
また、構造材、および内装・仕上げ材の一部には、三井不動産グループが北海道に保有する森林約5000haの木材を使用する予定。
入居する新日本空調は、設備業界初の大規模テナント型研究施設として4階1フロア(約9000㎡)に入居し、技術開発拠点「SNK EBINA Innovation X HIVE」を2027年度初頭に開設する予定。
三井不動産は2024年4月に新グループ長期経営方針「&INNOVATION 2030」を公表しており、不動産デベロッパーの枠を超えた「産業デベロッパー」を目指す構えだ。新産業創造拠点となる「MFIP海老名」の開発と、テナント企業をはじめとする関連企業との協業強化やコミュニティの構築を通じて、社会のイノベーション・付加価値の創出と新産業創造への貢献を加速させていくとしている。