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「長谷工羽村ロジスティクスセンター」竣工 計画・設計・施工まで同社初の一気通貫体制で開発

2024.09.09 11:05

 長谷工コーポレーション(東京都港区)は、東京都羽村市で物流施設として開発を進めていた「長谷工羽村ロジスティクスセンター」を7月に竣工させた。長谷工コーポレーションが事業主体となって設計・施工まで一気通貫体制で行った初の施設となる。
 立地は、東京都羽村市緑ヶ丘。首都圏中央連絡自動車道「青梅IC」より約4・3km、国道16号より約1・5kmの距離に位置している。
 同施設は、敷地面積6507・04㎡、延床面積1万3137・38㎡、鉄骨造地上4階建て、一社での専用利用を可能とした物流施設。
 1階部分には東西両側に室内トラックバース(トラックの荷下ろしスペース)を設け、荷物用エレベーター・垂直搬送機・ドッグレベラー(各2基)を実装し、汎用性のあるスペックを備える。
 同社は中期経営計画において「建設事業の拡大」を重点戦略の1つに位置付けており、非住宅分野での建設受託拡大に取り組んでいる。物流施設の開発ではこれまで、共同企業体による設計や施工の実績を積み重ねてきている。今後も物流施設をはじめ、データセンター、オフィスビル、商業施設などの非住宅分野での事業領域の拡大を進めていくとしている。




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