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JR「三田」駅前再開発着工へ 1.9万㎡に住宅と商業・公共施設を整備
2024.09.23 10:42
阪急阪神不動産(大阪市北区)と旭化成不動産レジデンス(東京都千代田区)は12日、両社が参加組合員として参画している「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の安全祈願祭を執り行った。今月中に着工する予定。
開発地は兵庫県三田市。JR福知山線「三田」駅南側1・9haの区域。今回の事業は三田市が策定した「三田駅前市街地再開発推進計画」に基づいて進められてきた駅前再開発の一環で、再開発計画の最終段階となる。新たに地上5階の商業棟とその前面に地上20階の住宅棟を一体で開発。同駅とはデッキで直結し、駅前の新たなシンボルとなることを目指すという。
2棟の合計延床面積は約7万1400㎡。住宅棟は、敷地面積1万1646・13㎡、延床面積5万1642・92㎡、鉄筋コンクリート造地上20階建て、総戸数541戸。建物内には、パーティールームやスタディルームに加え、フィットネスやサウナなどの共用空間を備える。鉄骨造地上5階の駐車場棟も併設。複合商業施設「キッピーモール」にも隣接し、気軽にショッピングを楽しめる。
地上5階の商業施設棟には公益的施設も併設する予定。敷地内には広場も設ける。
全体竣工は2027年9月下旬の予定。
安全祈願祭に参加した2社の代表者と田村克也三田市長は、「JR駅前の顔として『にぎわいとうるおい』のある、また市民の皆さまに『愛着と誇り』を持っていただける街づくりへの想いを新たにした」とコメントしている。