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サンケイビル 米国でオフィスビルをコンバージョン 1941年竣工のビルを賃貸住宅へ

2024.10.28 11:43

 サンケイビル(東京都千代田区)は、米国現地デベロッパー・Duball,LLC(メリーランド州ロックビル)と共同で、ワシントンD.C.に立地する既存オフィスビルを賃貸住宅に改修する。着工は2025年4月を予定し、竣工は2026年9月を予定している。
 同ビルは、モダニズム建築家William Lescazeの設計で、1941年竣工の建物。総戸数161戸の店舗付き賃貸レジデンスにコンバージョンする。
 立地はワシントンD.C.中心部にほど近いデュポンサークル歴史地区内で、3駅至近、4路線利用可能な場所に位置する。
 建物は、敷地面積3723・08㎡、延床面積1万7423・03㎡、RC造12階建て。従前の所有者により変更された外装を、歴史保存審査委員会の承認のもと、竣工当時に近い外装に復元する。
 サンケイビルは、米国では新型コロナウイルスの収束後も在宅勤務が定着し、都市部ではオフィスビルの空室率が大きな問題となっていると指摘。今回のプロジェクトは、空室となったオフィスビルを賃貸へ住宅バージョンし、新しい価値を生み出すことを目的としているという。




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