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「ロジスティクスセンター蟹江」竣工 小田急不動産の物流施設プロジェクト第6弾

2024.10.28 11:13

 小田急不動産(東京都渋谷区)は、愛知県海部郡蟹江町で開発を進めていた物流施設「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」を竣工させた。同社が開発した物流施設の第6弾となる。
 立地は愛知県海部郡蟹江町蟹江本町。名古屋第二環状自動車道「千音寺南」ICから約2・8km、東名阪自動車道「蟹江」ICからも約3kmに位置する。
 同施設は、敷地面積7533・19㎡、建物面積1万5778・18㎡、鉄骨造地上4階建てのボックス型物流施設。1階に14台分のトラックバースと、約480㎡のオフィススペースを設けた。
 倉庫部分は最大2テナントで分割可能で、東西でエリア分けできる構造。各エリアには、荷物用エレベーター・垂直搬送機をそれぞれ設置している。
 BCP対策としては、2階に設備バルコニーを設け、主要設備を配置している。
 環境対策としては、屋根・外壁に高断熱性能の建材を採用する等、建物外皮の熱負荷抑制を実現。設備機器では高効率な機器を採用することで、物流施設としては同社初の「ZEB Ready」を取得した。
 現在テナントを募集中。小田急不動産では、今後も日本全国で物流施設開発に積極的に取り組んでいく方針を示している。




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