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立飛ホールディングス 「立飛」駅前に木造商業施設 地元産木材使用し資源の循環に寄与
2024.12.02 11:36
立飛ホールディングス(東京都立川市)は、木造の商業施設を開発する「(仮称)泉町商業施設」を着工した。開業は2025年夏を予定している。
立地は東京都立川市泉町の多摩モノレール「立飛」駅西側。「ららぽーと立川立飛」をはじめとする商業施設が立ち並ぶエリア。
同施設は、総敷地面積5443・02㎡、総延床面積2250・13㎡。木造2階建ての建物2棟で構成される。
施設のコンセプトは「come on commons ここは、みんなで育む、皆の憩いの場。」。広場や屋外席などの屋外空間を2棟の建物が共有する構成で、「まち、ひと、お店が一緒になって発展を続けていける、心地よい共空間」を目指す。
敷地内は空地を大きくとり、前面道路から大きくセットバックした空間に広場や植栽帯などのオープンなスペースを設けることで、パブリックとプライベートをボーダレスにつなげ、気軽に立ち寄れる施設を提供する。
建物は木造2階建ての2棟とし、木の柔らかさや温もりに囲まれた空間を創出。来街者に快適な場を提供する。また、国産材・多摩産材を活用することで、CO2の固定化による環境貢献に加えて、森林、育林、伐採といった森林資源の健全な循環に貢献することを目指す。