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清水建設 「エスロジ松原」着工 最大12分割可能なマルチテナント型物流施設

2024.12.02 11:33

 清水建設(東京都中央区)は、大阪府松原市内でマルチテナント型物流施設「S・LOGI(エスロジ)松原」を着工した。竣工は2026年5月を予定している。
 計画地は、松原市三宅西土地区画整理事業地内に位置する。阪神高速6号大和川線「三宅西」ICに近接するほか、同14号松原線「三宅」ICからも1km圏内にある。
 同施設は、延床面積11万6509・72㎡、貸床面積9万5514・81㎡、鉄骨造地上4階建て。1フロア7000坪の倉庫部分は3分割が可能で、最大12テナントの入居が可能。
 機能面では、大型車両で直接各フロアへアクセスできるダブルランプウェイを採用。また、4500kWの特別高圧電力を建物内に引き込む。
 防災面では、水害対策として高床式のトラックバースを採用するほか、72時間対応の非常用発電設備の導入で災害時の停電に備える。あわせて、無人コンビニやカフェテリアスペースなど共用部のアメニティ設備を設置する。
 環境面では、使用電力の全量を再生可能エネルギー由来のグリーン電力で賄う計画。具体的には、建物屋上に設置した太陽光パネルが生み出す電力のほか、スマートエコエナジー太陽光、バイオマスなどの自然エネルギー由来のグリーン電力を施設内で利用する予定。
 清水建設は2007年から、物流施設「S・LOGI」の賃貸事業を展開している。これまでに首都圏、福岡での開発実績があり、今後も複数の開発を検討中。引き続き、開発・設計・施工・運営管理に一気通貫して対応できる総合建設会社の強みを生かし、首都圏、中部圏、関西圏、福岡圏を中心に、全国各地でテナント企業に新たな価値を提供する物流施設の開発を進めていく考えを示している。




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