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関電不動産開発 「シエリアシティ横浜東戸塚」開発 全6棟・総戸数482戸の分譲マンション

2024.12.16 11:28

 関電不動産開発(大阪市北区)は、神奈川県横浜市戸塚区で「シエリアシティ横浜東戸塚」を開発する。竣工は、2027年4月を予定している。
 計画地はJR横須賀線・湘南新宿ライン「東戸塚」駅から徒歩13分の場所に位置する。
 同計画は、敷地面積1万8652・93㎡、建築面積7767・02㎡、建築延床面積3万9123・59㎡、鉄筋コンクリート造地上7階建て、全6棟、総戸数482戸の分譲マンション。同物件には、約1100㎡の公園や、スーパーマーケット「ヤオコー」が隣接する予定。
 間取りは2~4LDK、全144タイプを備える。共用施設としては共用ラウンジ、テレワークスペース、ゲストルーム、パーティルーム、フィットネスルーム、キッズルームなどを設置。
 環境対策としては断熱性能・省エネ性能による一次消費エネルギー削減で「ZEH-M Oriented」を取得するほか、太陽光発電設備の導入により、低炭素建築物認定を取得。
 災害対策としては屋上に太陽光発電設備を設置。停電時には、非常用コンセントに電力を供給する。
 また、長谷工コーポレーション(東京都港区)が開発したスマート・ウォーター・タンクを導入。雨水と水道水を貯水し、平時は緑地灌水に利用、災害時には非常用飲料水生成装置「WELL UP」を利用することで、全戸6日分の飲料水を生成できる。
 専有部には、全戸にエコキュートを備え付け、有事の際に非常用生活用水300リットルを確保可能。
 外構・植栽計画では、東戸塚エリアに根差した在来種の草木を中心に、高さの異なる植栽をバランスよく組み合わせる計画。敷地面積1万7489・30㎡に対し、緑地面積約2880㎡を確保する。
 また、計画地周辺に生息する蝶類や鳥類が好む花・実を生育する植栽・地被を採用。同物件は、生物多様性保全に配慮したマンションとして、ABINC認証を取得した。




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