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「空フル」提供開始 入居者募集しながら空室を収益化

2024.12.16 11:07

 Leaneve(東京都渋谷区)は、賃貸物件の空室をドラマやCMなどの撮影場所として貸し出して収益につなげるサービス「空フル」の提供を12月14日に開始した。
 同サービスは、空家や賃貸物件の空室を従来通り入居者を募集しつつ、内見等がない時間だけ撮影場所として貸し出すもの。ドラマやCM、映画などの撮影に貸し出すことを想定している。不動産オーナーや不動産会社は、初期費用0円で空室期間を有効活用できる。入居者が決まった場合には、サービスを停止して賃貸にすることも可能。映像制作会社などへの集客や現地対応は同社が行う。
 同社によると、ドラマやCMの撮影現場では慢性的なロケ地不足という問題が生じているという。賃貸物件の空室期間とロケ地不足というそれぞれの問題解決に貢献できるサービスとして「空フル」の提供を開始したとしている。サービスは不動産出身者と映像制作出身者が共同開発。同社が運営している撮影可能なロケーションを掲載しているウェブサイト「ロケスポット」で、撮影可能な物件と映像制作会社のマッチングを行う。




週刊不動産経営編集部  YouTube