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大和ハウス工業 摂津市再高層のタワーマンション開発

2024.12.23 11:29

 大和ハウス工業(大阪市北区)、JR西日本不動産開発(大阪市北区)、フージャースコーポレーション(東京都千代田区)および関電不動産開発(大阪市北区)による共同企業体は、2024年4月に着工した「プレミストタワー千里丘」の概要を決定したと発表した。
 同物件は延床面積3万8770・56㎡、敷地面積6182・52㎡、地上36階地下1階、335戸からなる分譲マンション。高さ127mの摂津市内最高層のタワーマンションとなる。JR京都線「千里丘」駅からペデストリアンデッキで直結と好アクセス。管理は大和ライフネクスト(東京都港区)が担う。
 アクセスはJR京都線「千里丘」駅から徒歩2分。商業・医療・子育ての機能を集約させた商業施設「ブライトステラ摂津千里丘サウス」と「ブライトステラ摂津千里丘ノース」や、駅直結で隣接する商業施設とも接続する歩行者専用通路(ペデストリアンデッキ)を整備することで、充実した周辺環境の創出を目指す。
 共用施設には、子育て支援の設備としてキッズルームのほか、多様な働き方に対応したコワーキングスペースを導入予定。あわせて来客者が泊まるゲストルーム、屋内でも運動できるフィットネスルームも設置する。
 屋上部分の断熱強化により建物の基本性能を向上させたほか、省エネ給湯器「エコジョーズ」やLED照明などの高効率設備の導入により、一般的な共同住宅よりも住棟全体で20%の一次エネルギー消費量削減を実現。「ZEH-M Oriented」の仕様とし、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の第三者認証では最高等級を取得した。
 同物件の竣工は2027年6月を予定している。




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