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サンケイビル 「サンケイビルロジプラス川越」竣工 物流施設再生事業の第1弾
2024.12.23 11:23
サンケイビル(東京都千代田区)は物流施設の再生事業を新たに開始し、新ブランド新ブランド「SANKEILOGI plus(サンケイロジプラス)」を展開すると発表した。築年の経過した既存の物流施設を同社が取得しリニューアル工事を実施。「機能性」、「環境およびBCPへの配慮」、「働きやすさ」を「プラス」した賃貸用の物流施設として再生する。
10月には、第1弾となる「SANKEILOGI plus川越」を竣工させた。同物件の立地は埼玉県川越市芳野台。首都高速埼玉大宮線「与野」ICから約14km、圏央道「川島」ICから約8・8km、関越自動車道「川越」ICから約10・3kmと複数の高速道路が利用可能で、東武東上線「川越」駅からは約6・8kmに位置する。
建物は、敷地面積約5704㎡、延床面積約4393㎡、S造(一部RC造)地上2階建て。合通ホールディングス(大阪市福島区)が入居し、同社の専用倉庫として12月に開業した。
旧所有者が定温・チルド設備を備えた配送拠点として使用していた物件で、2023年11月末にサンケイビルが取得。リニューアル工事では倉庫業の営業倉庫登録に必要な施設スペックを持たすための工事を実施し、テナントと荷主、双方の要望を反映させた。
トラックバースの一部にはトラックと倉庫扉の隙間を塞いで気密性を保つドックシェルターを新設。共用部の内装も一新し、倉庫内には有効天高や耐荷重などを表示するサインを設けた。