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相互住宅 保有4物件でCASBEE取得

2025.01.13 11:42

 不動産の売買、賃貸借、管理、仲介、住宅等の建設・販売を手掛ける相互住宅(東京都品川区)は8日、同社が保有する賃貸マンションおよびオフィスビルの4物件で、昨年12月13日付でCASBEE―不動産評価認証を取得したことを発表した。
 CASBEE―不動産評価認証とは、建築物の環境性能を評価し格付けする認証制度。省エネ・省資源やリサイクル性能などの環境負荷低減に加え、景観への配慮なども含めた建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。竣工後1年以上経過した建築物を対象にしており、Sランク、Aランク、B+ランク、Bランクの4段階で評価がされる。今回取得したのは、オフィスビルでは1996年竣工の「八王子ファーストスクエア」と、1993年竣工の「飯田橋MFビル」の2棟。賃貸マンションは2004年竣工・戸数30戸の「エルステージ大井仙台坂」と、2000年竣工・戸数44戸(他店舗1区画)の「ヴィエント中目黒」の2棟。「八王子ファーストスクエア」は評価ランク最高位のSランクを取得。他3物件はAランクを取得した。
 今回の評価認証取得により相互住宅が保有するCASBEE―不動産評価認証取得物件は、合計28物件となった。うち最高位のSランクは、「フレンシア高円寺」、「武蔵小杉タワープレイス」、「八王子ファーストスクエア」。その他はすべてAランクとなる。今後も保有物件における環境・省エネルギー対策や多様な社会的要請に配慮した取り組みを進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく方針だ。




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