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TKP 宿泊事業を拡充 研修施設を観光向けに改装 宮城ではアパホテル取得

2025.01.20 11:36

 ティーケーピー(東京都新宿区)は、神奈川県湯河原町の宿泊研修施設「レクトーレ湯河原」を全面改装し、ホテル「グランレクトーレ湯河原」として2月5日にグランドオープンする。
 前身の宿泊研修施設は2017年開業。企業研修や団体用のセミナーホテルとして利用されていた。
 改装工事では、企業研修に加え個人の観光旅行者も利用できるよう、客室数を108室から55室へと減らした上で1室あたりの面積を広げ、施設の充実も図っている。
 客室は7タイプを用意。そのうち3室には天然温泉・露天風呂を完備している。館内には3つの源泉掛け流し貸切風呂を設けるほか、大浴場やサウナも利用可能とする。館内には、地元食材を使ったビュッフェレストラン、待ち合わせや風呂上がりの休憩などに利用できるマルチラウンジ、ダーツや麻雀を楽しめるアクティブラウンジや会議室、イベントスペースなどを備える。
 また同社は15日、アパグループが所有する「アパホテル 宮城古川駅前」を取得し、アパホテル(東京都港区)とフランチャイズ契約を締結したと発表した。
 立地は宮城県大崎市。JR東北新幹線・陸羽東線「古川」駅から徒歩2分の場所に位置する。
 同ホテルは、敷地面積約2281・57㎡、延床面積2759・38㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根10階建ての都市型ホテル。客室はシングルルーム93室、ダブルルーム40室、ツインルーム19室の全152室。館内はワークプレイスとしての機能も備えるほか、収容台数60台の立体駐車場も用意する。




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