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「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」開発事業が完結 商業施設「グラスロック」開業へ

2025.02.03 11:46

 森ビル(東京都港区)は、「虎ノ門ヒルズ」街区内で開発してきた商業施設「グラスロック」を段階的に開業させると発表した。これにより「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の再開発事業が完結する。
 「グラスロック」は、敷地面積約2445㎡、建築面積約1650㎡、延床面積約8800㎡、地上4階地下3階建て。「虎ノ門ヒルズ」街区内の「森タワー」と「ステーションタワー」の中心に位置し、2階部分を大規模歩行者デッキ「T-デッキ」が貫通する。
 地下2~地上3階の商業空間は約2700㎡で7店舗が出店。東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結する地下2階には、ファッション・雑貨店舗2店舗、桜田通りに面する地上1階にはカフェが3店舗、2階にはクラフトビールカフェ、2~3階には「丸善ジュンク堂書店」の新業態となる書店がオープンする予定。
 「ステーションタワー」は「虎ノ門ヒルズ」の中央に位置し、地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅整備と一体となった都市再開発事業。メインタワーの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、「グラスロック」と「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」の計3棟で構成される。同事業では地下鉄駅前広場の創出に加えて、桜田通り上に幅員20mの大規模歩行者デッキを整備するなど交通ネットワークの強化も実施してきた。今回の開業による「T-デッキ」の開通で、歩行者動線がさらに拡充される。




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