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今夏竣工予定の「プロロジスパーク岡山」大和物流が一棟全て賃借
2025.02.03 11:13
プロロジス(東京都千代田区)は、岡山県岡山市で開発中の物流施設「プロロジスパーク岡山」の入居テナントに大和物流(大阪市西区)が決定したと発表した。竣工は8月を予定している。
開発地は岡山市北区大内田。「早島」ICから約3・5km、「倉敷」ICから約9kmの場所に位置する。
大和物流は1棟全てを賃借する。同社は施設の立地や職場環境、効率性、BCPに配慮した施設仕様などを評価し入居を決定したとしている。
同施設は、敷地面積約1万6600㎡、延床面積3万5000㎡、地上4階建ての物流施設。倉庫内はノンブレース構造を採用。1階は低床と高床、双方のトラックバースを併設するほか、床荷重は2t/㎡とし、飲料等の重量物にも対応可能な施設となる。低床バース前面には一部に幅約13mの屋根を設けるほか、敷地内には約20台分のトラック待機場を整備する。
BCP対策としては、緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機による停電時のバックアップなどを装備。屋根面にはソーラーパネルを設置し、「バーチャルPPA」により住友生命保険(大阪市中央区)に環境価値を提供する予定。
また施設内では、プロロジスの小規模物流拠点開設支援サービス「CROWD SPACE OKA-YAMA(クラウドスペース岡山)」も提供する。100坪以上で「プロロジスパーク岡山」の利用を希望する荷主等の企業が対象で、条件が当てはまればテナントとして入居する大和物流へ荷物を預けることで、施設を利用することができる。