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三交不動産 四日市でビル2棟を一体開発 ホテルや賃貸オフィス・店舗などからなる複合ビル

2025.02.10 17:46

 三交不動産(三重県津市)は、賃貸オフィスビル「四日市三交ビル」建替え計画の建物名称を「四日市三交ビル アネックス」に、現在建設中の「(仮称)四日市駅前三交ビル」の建物名称を「四日市三交ビル」に決定した。省エネ性能や環境性能を整えて認証を取得したオフィスビルと、ホテルを主とした複合ビルを近接地で一体的に開発する。
 現「四日市三交ビル」は1972年竣工。延床面積1804・27㎡、鉄筋コンクリート造地上5階建て。三重県四日市市浜田町に立地し、「近鉄四日市」駅から徒歩3分、同駅とJR「四日市」駅を結ぶメインストリート「中央通り」に面した場所に位置する。
 建替えで誕生する「四日市三交ビル アネックス」は敷地面積1116・06㎡、地上13階建ての複合ビル。今年7月に現「四日市三交ビル」の解体を始め、竣工は2028年春の予定。
 用途としては低層部を店舗とし、上階を三重交通グループの三交イン(名古屋市中村区)が運営する約170室のホテルとする計画。外観は、隣接する新「四日市三交ビル」と調和したデザインとする予定。
 環境対策としては、高効率型空調・給湯設備、LED照明等の採用により省エネルギー化を図る。BCP対策としては、非常用発電機の設置等を行う。
 新築の「四日市三交ビル」は、「四日市三交ビル アネックス」に近接する用地で建設中。建物は敷地面積2195・38㎡、地上14階建て。用途は1階が店舗、2~14階が賃貸オフィスフロアとなる。竣工は3月を予定している。
 三交不動産では、2棟を一体で開発することにより、「近鉄四日市」駅前エリアのさらなる景観形成やにぎわいの創出など、都市機能の充実の一翼を担っていく構えだ。




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