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日鉄興和不動産 相次ぎコンセプト型マンション開発 ゲーマー・配信者向けとキャンパー向け賃貸を開発へ
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2025.02.17 11:58
日鉄興和不動産(東京都港区)が、特定の趣味や嗜好を持った人に向けたマンション開発を活発化させている。同社は「人生を豊かにデザインするためのマンション」をコンセプトにした分譲マンションブランド「リビオ」と、賃貸マンションブランド「リビオメゾン」を展開。10日には「(仮称)リビオメゾン浅草橋」と「(仮称)リビオメゾン東陽町」を開発すると発表した。
「(仮称)リビオメゾン浅草橋」は東京都台東区柳橋に立地。都営地下鉄浅草線「浅草橋」駅徒歩3分の場所に位置する。竣工は2026年6月の予定。
建物は敷地面積613・22㎡、建築面積266・79㎡、RC造地上15階建て。総戸数80戸の賃貸マンションで、うち18戸はゲーマーや配信者向けのゲーミング回線に対応した防音住戸を導入する。
防音住戸はゲームメディアを運営するGameWith(東京都港区)と共同で企画したもので、隣住戸への音漏れを図書館内と同等の40dBとなるよう、55dBの防音仕様とした。通信回線にはGameWithが提供するゲーミング回線「GameWith光」シリーズも追加選択可能としたほか、間取りはゲーマーの求めるレイアウトプランについて調査を行い、最適なレイアウトプランを検討する。
東京都江東区東陽に立地する「(仮称)リビオメゾン東陽町」は、東京メトロ東西線「東陽町」駅徒歩6分に位置する。
同物件は敷地面積607・45㎡、建築面積279・14㎡、RC造地上11階建て、総戸数47戸。キャンプやアウトドア活動を趣味とする人向けの、「キャンプ特化型賃貸マンション」として開発する。
専有部には長尺物を収納できる棚を設置するほか、玄関にも収納スペースを用意。トランクルームに置ききれないキャンプ道具などを居室内に保管できる。また、1階共用部にもキャンプ道具などを保管できるトランクルームを設置。道具類や荷物の搬出入に利用できるカートも設置する。
外構部には汚れたキャンプ道具を洗える洗い場、10階屋上には物干しテラスを設置。汚れた道具を居室内に持ち込むことなく清潔な状態にすることができる。また11階屋上には屋上テラスを設置し、テントの試し張りや屋上でのキャンプが可能。エントランスラウンジにはボルダリング風のデザインウォールを設置し、遊び心も演出。竣工は2026年8月を予定している。