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宮古島市・旧市庁舎を複合施設に マーケットや飲食・シェアオフィスなどPFIで整備へ

2025.02.17 11:38

 宮古島市がPFI事業として計画している「旧平良庁舎利活用事業」の優先交渉権者に北斗不動産グループ(埼玉県所沢市)が選定された。
 旧平良庁舎は平良市役所庁舎として1993年に整備され、合併で宮古島市が誕生してからは宮古島市役所庁舎として、現庁舎に移転する2020年12月まで使われた。事業は地域活性化を目的に、旧庁舎を宮古島の住民と観光客が交流する拠点として活用するもの。計画ではマーケット、飲食・サービス店舗、オフィスやシェアキッチン、コンビニ、クリニックなどを備えた複合施設として整備し、2026年中の開業を予定している。
 マーケットは生産者や加工者、アーティストなどが商品を販売するエリア。宮古島や沖縄の伝統・文化が感じられる食やアートの販売を想定している。
 オフィス機能としては、セキュリティやネット環境、ラウンジを備えたシェアオフィス、貸会議室、スモールオフィスなどを整備。本格的なオフィスビルとしてビジネスインフラを提供する。
 公園・防災拠点、観光インフラとしての機能も盛り込んでおり、北斗不動産グループでは宮古島市民と観光客のクオリティオブライフと安全性の向上に努めるとしている。




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